デジタルウェルネスラボとは?
デジタルウェルネスラボは、スマートフォンからAIロボットまで、あらゆるデジタルテクノロジーが、すべての人のウェルビーイングにとってよりよい働きをするために、子どもたちを含めた使い手の立場として、エンジニア・設計者・事業家などテクノロジーを提供する立場として、どうすべきかを共に考えていく場です。
2021年に研究者や複数の企業による共同体としてスタートしました。
気がついたらスマホを見ていませんか?
何かをしていたはずなのに、気が付いたらネットニュース、SNSなどを見ている。あわててもとに戻ろうとしたものの何をしていたのか思い出せない。今、こうした体験が世界中で起きています。スマホなどのデジタルデバイスが人々の注意を奪うことで、さまざまな問題が起きていることが報告されています。
注意を奪い依存させるデザイン
その背後には、IT企業が収益を上げるために心理学者と開発した「注意を奪われ、ついつい見てしまうようになる設計」があります。例えば、Youtubeなどのレコメンドや連続再生がそうです。iPhoneを開発したジョブズはスマホやタブレットを子供にわたさなかったという有名な逸話がありますが、その理由は危険性を熟知していたからだと言われています。
テクノロジーと人の共生という方向性
一方で、人類はこうしたテクノロジーの発展という恩恵に支えられて社会を発展させてきたことは間違いありません。私たちは、いかにテクノロジーと共生しよりよい社会をつくっていけるのかが問われています。
まだその研究は、始まったばかり
デジタルウェルネスラボは、すべての人のウェルビーイングの実現にとって、デジタルテクノロジーがよりよい働きをするものになるように、私たちがユーザーとして、設計者・エンジニア・事業家として、どうすべきかを共に考えていく場です。その研究は、特に国内ではまだまだこれからです。アカデミアの内外を問わず、こうした問題を純粋に取り組みたいすべての人と一緒に考えていきたいと思っています。
デジタルウェルネスラボが考えるデジタルウェルネス
「デジタルウェルネス」は、デジタルの海で「デジタルウェルビーイング」という目標に向かう「舟のこぎ方」